第3回定例会 決算特別委員会 総括質問をさせて頂きました。
一、高齢者すこやか入浴券について
公衆浴場は元気な高齢者の通いの場、集いの場である。
ふれあい入浴事業の入浴券の交付枚数が少ないと考える。交付枚数を増やすなど、制度の見直しが必要と考えるがどうか。
区長答弁
「高齢者 入浴券交付事業」は、公衆浴場の利用を通じて、健康の保持のみならず、地域との交流促進を図ることで、ひとり暮らし高齢者の閉じこもり防止にも役立っていると認識をしております。また、9月には、区内の公衆浴場を2日間、高齢者向けに無料で開放しています。
入浴券事業については、これまで、申請期間や、使用期間の延長を行うなど、より利用しやすい制度となるよう、改善を図ってきたところです。
本区としましては、現行の制度を維持して参りたいと考えております。
二、弱視等治療用眼鏡助成について
弱視等の治療用眼鏡を作成する場合、区では9歳未満の児童に限り助成を行っているが、「子ども医療費助成」と同様に中学生まで、助成対象を拡大すべきと考えるがどうか。
区長答弁
弱視や斜視等の治療について、国は9歳未満までが有効としております。
そのため、9歳未満の児童が治療用眼鏡を作成する場合、医療保険により、その費用が支給されます。
区では、その際に生じる自己負担金を「子ども医療費助成」により、支給しています。
また、保険では治療用眼鏡の更新期間に一定の制限があるため、区では、制限期間内においても度数変更等に必要な費用を助成しています。
弱視等の治療の有効な年齢については、国が定めているところであり、対象年齢の拡大については、国の動向を注視して参ります。
また弱視等は幼少時の診断が重要であることから、乳幼児健診等を通じて、早期発見に努めて参ります。
三、健康づくりの周知・啓発について
生活習慣病が増え始め、健診等の受診率が低い世代への啓発のために、健康管理や健康づくりにつながるスマートフォン用アプリの作成や、各種健康診査、検診、講演会等の周知におけるメールマガジンの活用を検討すべきと考えるがどうか。
区長答弁
区民の健康増進、疾病の予防及び早期発見につなげるため、本区では様々な健診事業を行なっております。
こうした健診をより多くの区民の方に受診してもらえるよう、郵送による個別の案内や、未受診者への再勧奨などの取組を進めて参りました。
近年、受診率は、徐々に上がっているところですが、未だに本区の受診率は国の計画目標に達しておりません。
とりわけ、生活習慣病が増えてくる40代から50代の受診率が低い状況です。
委員ご提案の、たいとうメールマガジンやスマートフォン用アプリにより健診や健康づくりの情報を発信する事は、そうした世代への啓発に効果的であると考えております。
今後、先進自治体の事例を参考にしながら検討して参ります。
四、おもてなし英会話について
日常的な英会話に関する児童の興味を喚起するため、おもてなしの英会話の取組を区内の小学校に効果的に普及していく必要があると考えるがどうか。
教育長答弁
本区におきましては、小学校において「おもてなしの英会話指定校事業」を行なっております。専任の外国人英語指導員を毎日派遣し、外国語活動の時間だけではなく、各教科の授業、休み時間や給食に時間等でも児童と一緒に活動し、日頃から英語に親しむ環境づくりに努めているところでございます。
また、仲見世や上野公園における外国人観光客の方々へのインタビューや、本区の良さを伝える活動を行うなど、実践的・体験的な英語教育の充実を図っております。
本事業の成果につきましては、平成29年1月に開催するオリンピック・パラリンピック教育実践発表会において、本区教員に開催報告をいたします。
また、指定校の実践の内容を成果物に取りまとめ、全小中学校園に配布し、効果的な普及を目指してまいります。
以上の4項目質問、区長・教育長に答弁頂きました。